冬コミ用新作紹介(1)
コミックマーケット85参加スペースは
12/31火曜日「東R-40a IORI工房」です。
というわけで遅くなりましたが冬コミ用の新作がやっと1つ出来ましたのでお知らせします。
フホハ7835(1/150ペーパーキット)


さてこのフホハ7835ですが、形態としては車体中央に手洗いを備えた、典型的な3等ボギー客車ながら色々と不明点の多い車両でして…
一応わかる範囲で書きますとたぶん明治1~30年代(まず製造年代が不明)にフホハ7830のマイナーチェンジ版として日本鉄道で作られた客車で、同型車は23両ほどいたようです(フホハ7830との違いは油灯の数)。
どうも使い勝手が悪かったらしく、明治45年には2両が改造されて車掌室を追加され、(外観的には中央寄りのドアを廃し、車端にドアを1枚追加)コハフ7855と改番(フホハ7855→コハフ7855?)されて大正の終わりには形式消滅してるようですね…
(先の改造がたくさんあるうちの2両なのか、残った最後の2両だったのかは不明)
…こう書くと(模型的に)すさまじく使い勝手が悪いですね…w見てくれだけで模型化対象を選ぶとえらいことになりますね。
ま、まぁ形式違いの似たような車両はわんさといたのであまり細かいことを気にせず遊べばいいんじゃないかな…(汗
さて気を取り直して模型の紹介です。
全体としては先も書いたように、中央に手洗いを備えた端正な姿が魅力です。
あと、久々のボギー客車ですので、前作(コハ6500)でネックだった部分を大幅に改良しました。
改良点その1

精密だが非常に華奢で壊れやすかった台車をそれなりに強化し、床下のトラス棒も太くしてます。
その2

前作では連結器の取り付けが「各自創意工夫」状態だったのを改良。カプラー座とねじ穴を追加し、マグネ・マティック カプラーNo.2001(短)のポン付けが可能に。ねじはカプラー付属のものがそのまま使えるようにしました。
その3

前作だと床板の組み立てがわかりづらかったので今回はダボというか、切欠きを設けて組み間違いの防止を図ってます。
その4

前作と同様、台車の中心ピンはKATOを使います。あと、、簡単に床下の梁も再現。少ない資料から推定した結果こうなりましたが正解は果たして…?
その5

以前より「3等の赤帯塗り分けるのめんどい」という声がちらほらあったので、今回試験的に赤帯もデカールに入れてみました。
…といった部分が主なところです。多分だいぶ組み立てやすくなってるはず…
ちなみに遊びかたですが、実物は
「機関車+2軸車+ボギー車+ボギー車+ボギー車+ボギー車+2軸車+2軸車」みたいな編成が多かったようなので
例えば模型で再現するとしたら

「B6+ニ4044+フホハ7835+フホハ7835+フホハ7835+コハ6500+ハ1005+ハフ2997」
みたいな感じにつなげるとそれっぽいんじゃないかな…
頒布価格は1500円(車輪、カプラー別)、多分10両くらい持っていきます。
よろしくお願いします。
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